K-Shoot MANIAの利用規約について
リニューアルしました。
音楽ゲーム「K-Shoot MANIA」(以下、本ゲーム)についてその利用規約、それを踏まえた上での楽しみ方について紹介いたします。本ゲームの利用規約と過去に確認したmasaka氏のツイート(現在は消えてしまっていますが)、本ゲームの公式サイトにある「譜面制作等に関するガイドライン」を根拠としております。
以下についてはそれらにより醸成されてきた界隈の風潮についての個人的な解釈をもとに、協賛の方々の検討を通したものになります。
よく分からないことがあれば@obj_tenkoかお近くのケーシュー界隈人に聞いてみて頂ければと思います。疑わしく思ったなら利用規約を見るかmasaka氏などに確認してみてください。
〇目次
始めに利用規約から主要な部分を一部引用しておきます。全文は本ゲームフォルダ内のkshootmania>readme.txt内の●利用規約●から確認することができます。
・収録楽曲(INPUT GATEでインプットできる楽曲を含む)やジャケット画像等の権利は、それぞれの提供者に帰属します。無断で本ソフトウェア以外の用途に使用することを禁止します。
・第三者の権利を侵害する本ソフト用譜面データ、譜面セットの配布を禁止します。
・本ソフトウェアを使用して第三者の権利を侵害する内容を含む画像・動画等を作成し公開すること(ストリーミング配信を含む)を禁止します。
・本ソフトウェアを使用して、法律に触れる手段により収集した音声その他のデータを利用したデータを作成すること、また、法律に触れる手段により収集した音声その他のデータを利用して作成されたデータを再生することを禁止します。
「第三者の権利を侵害する」とは、制作者の意図していない形での入手経路・使い方(※)の音源やアートワークが含まれていることを指します。
後半の部分ではこれらでNGとされる対象が「データ配布」、「画像(リザルト含む)・動画の公開」、「データの作成・再生」にまで至ることが説明されております。
※例えばFree DLの楽曲などであっても本ゲームでの利用・再配布まで可能とは言えません。
Q.youtubeやニコニコに動画いっぱい上がってるけど
A.大体が規約違反です。過去にmasaka氏が削除を呼びかけたり、確か「本ゲームを不適切な目的で使用」したとして削除申請したこともあった案件です。
一方で規約を守っているものは動画説明欄にその旨か属する企画が明示されており、それをもって確認することができます。(投稿側の人はこれをしなければ区別が付きません。)
またガイドラインに書いてありますが、制作者側が規約を守って公開している作品についてはプレー動画を配信・投稿することが可能です。 プレイヤーの皆様におかれましてはそのようによろしくお願いします…
Q.個人の範疇でやるなら大丈夫って聞いた
A.許されているわけではありません。それは「公開領域にないものは感知できない」という事実を言っているだけであって、個人の範疇の行為でも外から規約違反の事実が確認できるのはNGです。
具体的には「違反作品のリザルト投稿」「違反作品のプレー動画投稿」「公開アカウントでの違反作品DLリンク投稿」などをしてはいけません。
Q.譜面だけの公開とか鍵垢やDMでのやり取りとかならいいってこと？
A.知りません。
Q.解析はいけないよね、あれやらなきゃいいんじゃない？
A.その他の違反作品も同じく駄目です。ことさら取りざたされるのには本家に目を付けられないように…みたいな二次創作的な側面とBMS界隈での例が背景としてあります。
Q.このゲーム自体グレーでしょ、なんでそんなこと決められないといけないの？
A.グレーな立ち位置が悪化しないように気を付けましょうというのがこの利用規約で、良識あるユーザーが多くそれに追従しています。そもそも提供元が本ゲームを利用するならこれを守れって設けてるものなんですよ
補足するならこれは法律(一般社会の規律)でいう著作権等の問題ではなくゲームの規約(ゲームを利用するための約束)としての問題です。利用するなら守るようにという内側の規約に対してその言い分は意味を持ちません。
Q.じゃあどう譜面出せっていうの？
A.後述しますが、パッケージ参加や差分などの開かれた制作・公開手段が複数あります。それか許可とって作ってください。
本ゲーム公式サイトの「譜面制作等に関するガイドライン」はそういった利用規約に関わる部分について、具体的にこういうのはダメなどといったことを改めて書き挙げているものです。
本ゲームのアプデで音付きFXチップが実装されました。元々kshootmania>se>noteにあるもののほか譜面フォルダに同梱した音源を参照することができますが、この同梱音源の権利関係は楽曲に準ずるものとして考えられます。有料・無料問わずサンプル音源をそのまま直入れすることは権利者の意図しない再配布にあたり規約に反する恐れがあります。どのくらい加工・編集すれば再配布できるくらいに同一性を解消できるのかは判断しかねるところですが、こういった側面があることに注意しておきます。(同梱FX音の無法地帯化はこれまで音源周りで気を使われてきた意味も崩しかねないという意味です)
2.譜面制作の形態規約を遵守する譜面制作方法の形態については、大きく分けて三つがあります。
〇個人配布
ニコニコ動画等での譜面動画にDLリンクを貼っての公開、他にもブログやTwitterの公開アカウントでDLリンクを発信するなど、個人で全譜面セットを公開することを指します。
ここでは利用規約に基づき、同梱する各ファイル(音源、アートワーク)について権利者全員の許諾をとることが必要です。
公開者は以上のことに責任を持ち、場合によっては権利者の要請に応じて公開を取り下げられること等が求められます。
また、配布の際に上記のこと (例えば使用許諾など)が十分満たされていることを明記して示すことが推奨されます。
〇委託配布
パッケージ企画やINPUT GATE譜面などがこれにあたります。
これらは主催の元に本ゲームでの公開について許諾を取ったファイル群を集約し、参加メンバーが主催と内々でやり取りして制作したものを主催から公開する形を取っております。
権利関係を主催に集約させることで大規模な作品群を効率的に出せるほか、参加メンバーとしても手順をいくらか省いて気軽に制作・公開ができる制作形態になります。
参加口はTwitterが多いです。身内企画なのでは？と思うケースもあるかもしれませんが参加募集をしている時点で恐らく違うので参加していきましょう。募集のTwiplaを見かけたらしれっと参加表明すれば気にする人はあまりいないでしょう。
規約が守られているかについては主催の活動実績や収録楽曲、参加アーティストの宣伝あたりから判断する？くらいでしょうか。そういえばパッケージの中にもアウトなものが存在するらしいことを聞いた覚えはあります。パッケージ出すときはそれ明記した方がいいんでしょうか。
主催は利用規約を把握し、権利関係を十分にクリアして運営にあたることが求められます。
〇差分配布
IMPUT GATE差分や各種パッケージ差分がこれにあたります。
公開済みの譜面セットに対して譜面ファイルのみからなる差分を公開することは権利的にクリアですが、基本的にそれに付随する動画の投稿に関してはパッケージ側の管理する範疇にはなく、投稿者が自己責任で行うものとなります。(「個人配布と同様に要許可である」かは不明です。)
一方で、主催側がガイドラインを設けている場合にはそれを見て判断して差分を制作・公開することができます。
音源等を同梱しない性質上相対指定(後述)を用いる必要がありますが、これが一番気軽に制作できる形態になるかと思われます。
なおINPUT GATEやそのパッケージの楽曲について音源・アートワークを許諾なしにアップロードすることが認められているわけではありませんのでご注意ください。
・動画のみ(おまけ)
「譜面制作等に関するガイドライン」で紹介されているものですが、例えばニコニコ動画にはこれらは動画に使用してよいという楽曲の枠組みがあります。
これを利用して本ゲームの譜面・動画を作ってニコニコ動画に投稿することはその枠組みの立ち位置的に適合であって、利用規約にも違反しないようです。
アートワークの使用には注意が必要ですし全譜面セットの公開には当然権利関係のクリアが改めて必要になりますが、これも気軽に制作・公開ができる形態の一つになります。
同様に、動画制作に利用してよいという程度なら許諾済みの楽曲というのは探せばあるかもしれません。
公開の際には何も書かないと有象無象の規約違反譜面と区別が付きませんのでこれこれこういう事情できちんと公開してるんですよと示しておきましょう。
規約って無視してる人は伸び伸びやってるのに守るのは色々気にしないといけなくて大変ですね。
さて、具体的にどうすればそう作れるの？といったことを書いて終わりにしようと思います。
〇個人配布したい！！！
連絡を取って使用許諾をもらいましょう。およそ次のような感じにすれば良いかと思います。(この手順外の要素でのトラブルについては責任を負いかねます)
①普通は譜面制作したい(作った)楽曲を見つけてスタートでしょうか。まず最初にその楽曲を作った人の連絡先(例えばTwitterIDやメールアドレス)を見つけます。
②挨拶とかのあと「K-Shoot MANIAで譜面作りたいので」「何々という楽曲を借りたい」という旨を伝えましょう。
快く応じてくれるケースが多いかと思いますが、断られることもあるという前提で話しましょう。返信が来ないこともあるかも知れません。人によっては聞かれたら断らざるを得ないというケースもあります。
※一応、「作ったので公開させて」と言うのは規約違反(許諾なし作品の制作・データ再生)ですし人によれば不快なこともあるので控えましょう。
③ジャケット等を借りたい場合は誰に連絡すればいいか聞き、また同様に連絡しましょう。ジャケットには汎用ファイル(ファイル名に拡張子なしで「Nowprinting1」などと入力)を使うこともできます。
④譜面を作り、公開します。
〇パッケージ参加したい！！！
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※本記事の拡散協力をもって掲載するものとします。
〇差分配布したい！！！
最近は差分制作に関するガイドラインを載せる動きが主流になってきている気がします。さらに差分を集めてインプレするイベントやパッケージにまとめる企画も活発になりつつあります。中でもEffectors Challenge (公式twitter)では差分作成が可能なことの確認を取ったパッケージがリスト化されていることが特筆されます。
・Effectors Challenge (第1回～第3回)
・Excavation of ksh (vol.1 vol.2)
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※本記事の拡散協力をもって掲載するものとします。
音源やアートワークをkshファイルのあるフォルダ外からでも参照できる方法です。差分はこれ使って作ります。
単にファイル名を入れればkshファイルのあるフォルダ内を参照しますが、「../」を入れると一つ上の階層へ、「foldername/」を入れるとそこから入れるフォルダ内へ移動するようになっています。
これにより差分フォルダからsongsフォルダに戻り、パッケージフォルダ、差分元フォルダまで行って参照するといったようなことができます。
例) 
※特殊背景、レイヤーの相対指定はうまくいかないことがあるようです。の問題はアプデで解消されました。
おしまい
〈協賛〉
tenko xxxppp Lumen 紫餅
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